意識によって分かれていく世界

メルマガ読者の方からのメールに、

「たくさんの星占いで
6/17は奇跡的なまでの愛の日だとつづられていましたが」

との記述があったので
6/17の射手座満月のホロスコープを出してみた。

 

う〜ん……
「奇跡的なまでの愛の日」には見えない

 

 

情念が殻を破り、そして

「たくさんの星占い」というのが
誰の、どの記事のことかがわからないので
確認ができないのだけれど

対人関係を示す7ハウスという場所に
愛や喜びを司る金星があるのが
それっぽいと言えばそれっぽい。

 

でもそれは、他にも数ある要素の中の
ほんの一部に過ぎなくて

この6/17の射手座満月のホロスコープで
見るべき要素はもっと他にある。

 

これは、僕には
「深い情念を叫ぶような図」に見える。

 

 

少なくとも「奇跡的な愛の日」なんていう
キラキラした穏やかな図なんかじゃない

 

実際、このメールをくれた人は

多くを分かち合ってきた猫とお別れをし
その大きな喪失感に、いま引き裂かれるるような想いだという。

 

うん、そういうときだよね。

その大きな喪失感悲しみ
相手への、あるいは物事への
叫びだしたくなるような深い深い情念の発露

あなたという殻を破っていく

 

いまはそんなときなのだと思う。

 

もちろん、
それは離別の悲しみに限ったことじゃない。

人によっては、
それは喜びなのかもしれない。
あるいは、恐れなのかもしれない。

場合によっては
愛という名の執着だったりすることもある。

 

でも、それらの
普段は表に出さないような深い情念

だからこそ、怒りに似た叫びとともに
強く激しく吐き出すことで

あなたという殻は内側から破られ
そしてあなたはまたひとつ大きくなっていく

 

そういう意味では、

「奇跡的な愛の日」というのは
間違いではないのかもしれない。

 

大いなる流れと魂が指し示す愛とは

あらゆる出来事を通じて
ただ魂の体験と覚醒を促すものだから。

意識で世界は分かれていく

人は、自分の見たい世界を見る。

他の何のせいでもない、
ただ、自分の意識によって

 

金銭を得ること
強い関心のある人は

何を見てもビジネスチャンスだととらえる。

 

愛への欠乏感が強い人は

どんなものの中にも
愛のカケラを探そうとする。

 

どんなホロスコープを見ても
ビジネスチャンスに見える人もいれば

どんなホロスコープも
すべてパートナーシップの愛を得られるときになる人もいる。

 

求める想いが強いほど、

「それを得られる」と訴えかけている世間的なもの
抗いようもなく惹きつけられ、飲み込まれていく

 

飲み込まれたことに気づかず
その世界がすべてだ、真実だと思いこんでいるうちは

その世界の中で
終わりのない悲喜こもごもに揉まれ続けることになる。

 

 

それは、

「これさえあれば」
救いの手を外界に求める行為は

「自分は無力だ」という
自己否定的感情を、その裏に隠し持っているから。

 

どの意識で、なんのためにそれを用いるのか

占星術で使うホロスコープ
この地球上でのかなり広範囲の物事をカバーしている
とても器の大きいツールだからこそ

このツールを扱う人の意識を
そのまま写し鏡のように具現化する

 

僕はせっかくなら、
この叡智に満ちたツール

「地球意識統合ツール」
として使っていきたい。

 

 

狭い世界に閉じ込めていくような
魂の可能性を小さくするためにじゃなく

いまいる世界を抜け出し
より大きな意識と可能性を手に
生まれ変わりを繰り返していく

そのためにホロスコープ
そして自分という器も使っていきたい。

 

だって、そのほうが
絶対に楽しいに決まってるからね。

 

 

メールマガジン ~星の流れ、魂の流れ

その時々の時期を観たディープな情報もはさんだメッセージを配信しています。Facebook やブログでは見逃しがちな情報を確実に読みたいという方は登録してみてください。
※携帯アドレスでは受信できない可能性があります。PCアドレスでご登録ください。

PAGE TOP