【蠍座の満月】2016.4.22 14:23
大変動、というのは
いつも思いがけない形で
やってくるものです。
世の中のなにひとつとして
あたりまえのものはない。
そう頭ではわかっているつもりでも
誰もが無意識に持っている、
いまの生活を支える最低限の環境
というものがあり
その大前提のうえに
わたしたちの日々の生活は成り立っていた。
そして、その大前提もまた
いつ崩れるかわからないような
決してあたりまえではないもの
だということに
多くの人が改めて気づきなおした。
そんなこの2週間
だったのではないでしょうか。
あまりに強く、大きな出来事は
平穏に生きることを望むわたしたちに
大きな痛みを引き起こします。
ですが、その痛みという体験を通してこそ
得られる気づきがあり
新たな選択と、そこから生まれる
未来の可能性へとつながっていく。
そのこともまた
事実なのではないかと思うのです。
この蠍座の満月は、
あなたという存在が本来の姿に還ることを
後押しし、そして祝福する光を
空からわたしたちに降り注いでくれています。
いま、それぞれが胸に思い描く理想を
現実的な形にしようと
これからも様々な形での
動きがあることでしょう。
しかしそこには
理想と現実のギャップがあります。
そのままならない状況の中で
怒りを溜めたり
時には、その怒りを爆発させるようなときも
あるかもしれません。
あたりまえのものが
あたりまえではなくなり
それまで明確に存在していたものが
大きな揺れ動きの中で
どんどんと形をなくしていく。
そんな不安定な状況の中で
なお一層不安をつのらせ
向けどころのない怒りへと
形を変えていくこともあるかもしれません。
そんな変わっていく環境の中で
いまわたしたちに問われていることはただひとつ
「あなたは何ものなのか」
ということです。
会社の中の自分
いまの仕事をしている自分
この場所に住んでいる自分
人は誰しも
自分という存在を
環境との対比から認識しようとします。
しかし、その環境が
形をなくしてしまったとしたら。
あなたという存在を
形作っていたはずの大前提が
その形を失ってしまったとしたら
そのあとに残るものはなんでしょうか。
その環境を思い切って手放したとき
いまあなたのもとに残っているものは何でしょうか。
この満月を境にして
あなたは必要な仲間を得ていくはずです。
その仲間とは
ただ一緒にいるだけの表面的な相手ではなく
傷つき壊れたものを
新たに創造し創りなおすための
大切な仲間であり、同志でもあるはずの人たちです。
いままでのあたりまえが
あたりまえではなくなっていくときです。
加速と減速を繰り返しながらも
その動きはますます勢いを強くしていくでしょう。
いまは理想と現実のはざまでもがきながらも
いまの自分にできることを
想いを同じくした仲間とともに模索するときです。
ここで気を付けるべきは
「いまの自分にできること」であって
一般的に
「しなければいけないこと」ではない
ということです。
そして、そのプロセスは
あなたがあなたにとっての
真に自然な生き方を見つけ出そうとする
とても尊い行為だと思うのです。
あなたの内側の感覚に
意識を向けておきましょう。
「なぜかわからないけど」
という衝動が現れたとき
それはきっと、あなたの中の無意識からの
大切なサインなのかもしれないのです。
あたりまえにあったものが形を失うとき
わたしたちはいつも
大きな痛みをともないます。
しかし、その大きな痛みこそが
真の自分へ至るための
大きな入り口であることに気づく人も
また少なからずいるのではないかと思うのです。
「何を持っているか」を手放し
ただ、「何ものなのか」に気づいていく。
揺れ動きの中で得たその気づきは
あなたをとてもシンプルに
そして力強くしてくれる
とても大切な生き方へと
つながっていくのではないかと思います。
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