子供のころ
貰ったおもちゃはみんな分解してた。
お店やデパートは
閉店後の店内の様子に興味がいっぱいだったし
いまもライブや舞台に行くと
ステージ上より舞台袖ばかりが気になる。
ライブDVDなんかは
メイキング見たら本編見なくても満足する。
昔から、小さいころから
ずっと世界の裏側を知りたくて
それはいまも
これっぽっちも変わってないんだよね。
裏側っていうのは
裏そのものが好きってことじゃなくて
表に見せてる
「それっぽいもの」よりも
その裏側にある「本当の部分」
人の、世界の
「本当の部分、本質の部分」
そこが好きなんだよね。
そこにしか
興味がないんだよね。
本当のところはどうなの？
そして、
それは本質的なものなの？
その問いは
僕の人生でずっとあったもの
のように思う。
だからこそ
長いこと周りの人と話が合わなくて
大勢の中の孤独な世界を
世界の中のマイノリティを
生きているように
長いこと感じてきたんだけど
その意識が、その目線が
共感し共鳴しあえる多くの人たちと
いまこうして
つながりを持てるようになった。
つくづく、
良い時代になったなぁと思う。
そしてそれは
あなただってそうなんだ。
あなたもまた
共鳴・共感しあえるつながりが生まれる
そんな時代の中にいるんだ。
僕がいま
こうして書いてることって
小さいことから
漠然と思っていたことがほとんどで
自分で書きながら
「なんだ、あのころから
ちゃんとつながってたんじゃん」
って思うことが少なからずある。
生まれ持ったものって
たしかにあって
人それぞれの資質って
たしかにあって
それが花開くためには
必要な時間が必要だったりする。
ワインが、味噌が
熟成して味わえるようになるまで
暗い部屋の中で
誰の目にも触れずに寝かしておく
そんな時間が必要なように
あなたの才能が、資質が
花開くまで熟成させるための時間が
必要だったりする。
そして時間をかけて
熟成したものほど
味わい深いものになるんだ。
そうして花開いた
いまのあなたという存在を
いまという
このかけがえのない瞬間を
思う存分味わおう。
生まれ持ったすべてが
そして積み重ねてきたすべての時間が
いまここにつながっていくんだ。
さあ、花開こう。
春はもう訪れている。
咲き誇るのは
いまここからなんだ。
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