「いま、この瞬間」の自分を愛すること

希望あふれるときは
未来の可能性を追い求め

希望無きときは
過去の栄光を取り戻そうとする。

人は、拠り所を求める。

それが未来だったり、
過去だったりするけれど

大事なのは、現在なんだ。

箱の中から見た世界

大学を卒業してすぐの頃、
「やりたいこと」を書き出すワークをやってみたら
１０個も書けなかった。

やっと書いてみたことも
その時の自分の延長線上にあること、

つまり、「いまの自分にできること」
の延長線上のものばかり。

自分が作った制限の中でしか
思考と理屈の世界の中でしか

物事を考えられなくなってたんだよね。

「いま、この瞬間」を感じる

過去や未来にばかり気を取られて
現在の自分をおそろかにすると

いま感じている本当の想いが
わからなくなる。

いまこの瞬間、
何を感じ、何を選択しているのか

そのことに、気づくこと。
そのことに、自覚的であること。

いつの間にか
同じ道ばかり歩いているように

いつの間にか
同じような会話ばかりしているように

いつの間にか
同じようなものばかり食べているように

人間は、
自動的に、機械的に生きられるもの。

自動操縦のように
機械的に、同じ選択を繰り返すうちに

その奥で感じている
本当の自分の想いがわからなくなっていく。

自分を感じるとは愛の行為

常識なんてどうでもいい。

普通とか、正しそうとかは
全部一度、横に置いといて

ただ、いまこの瞬間
何を感じているのか

ただ、いまこの瞬間
何をしたいのか

そのことを
ただじっと感じてみる

そのための時間を持つこと。

それはね、偽りのない自分自身を
愛するということだよ。

本当の自分を取り戻せ。
過去や未来にあなたを譲り渡すな。

いまこの瞬間のあなたは
世界の何よりも尊い存在だ。

いま感じている
その論理的じゃない選択肢こそが

あなたが抱いている
新たな可能性そのものなんだ。