春の芽吹きと時を同じくするように
3月の春分からのこの3ヶ月間は
まるで吹き抜ける風のような
軽やかで瑞々しい活動の時間を過ごしてきた
そんな人が多いのではないでしょうか。
以前よりも、様々な場所へと足を運び
普段とは異なる人との交流で
新鮮な刺激を感じる日々。
それらの時間は心地よく
あなたに活力の息吹を吹き込んだはずです。
なかにはこの3ヶ月の間、
何かの目標に向かっていた人や
あるいは、何らかのプロジェクトに
取り組んでいた人もいるでしょう。
ですが、それらもすべて
ゴールではなく通過点だった、ということを
あなたはいま
不思議と感じ取っているはずです。
そう、ここからあなたの人生の
新たな段階がはじまりつつあるのだ
ということを
いま改めて受け入れてみてください。
中には、それほど進んでもいないし
変われてもいない
と感じる人もいるかもしれません。
ですが、ほんの4年前
2019年のあなたを思い起こすと
この数年間でどれほど
あなたが肩の力を抜き、そして軽やかに
日々を過ごせるようになっているか
ということに気がつくはずです。
すべては予定された流れのままに。
あなたも、そして世界も
流れの中で予定された未来へと
静かに、そして確かに進んでいるのだ
ということを
いま一度感じ、味わってみてください。
すべては流れとともにあります。
「今」というこの瞬間は
大いなる流れの中の、一瞬の点に過ぎません。
春からの3ヶ月を経て
世界も、あなたも
新たな、けれど必然のさらなる流れが
続いていくことになるのです。
今日、2023年6月21日の23:58に
世界は夏至を迎えます。
昼の時間が最も長くなる、夏至という日。
この夏至から、次の秋分までの3ヶ月間に
世界に予定されている流れは
「世界の悲しみの浄化へ、闘争か覚醒か」
だと言えます。
では、その意味について
段階を踏みながら、個別に見ていくことにしましょう。
本質的なテーマ
この夏至から次の秋分までの
3ヶ月間のテーマは
「世界の痛みと、犠牲に対する救済」
へと世界の意識が向かう時
だと言えるでしょう。
社会的な動向
救済を目的として
「正義の戦い」が勢いを強める時期です。
差別や虐待、迫害や被害など
様々な形で傷を負い
痛みと悲しみを持った人々が
社会的に大きな注目を浴びます。
そして同時に、
痛みを生み出しているように見える
「加害者」らしき対象への批難が
非常に強まる時期でもあります。
幾人もの「かつての有力者」が
その影の部分を暴かれ
世論に叩かれ、失墜する流れが
より一層加速するでしょう。
これは、新時代に移行する狭間に生じる
「破壊と創造」の破壊の段階なのですが
本来の目的を忘れ、手段が目的となった
「破壊のための破壊」が増える時期でもあります。
個人的な流れ
この期間でのあなた個人としては
眠りからの目覚め機会が与えられています。
慣れて気にしなくなっていた
あなたの内にある「違和感」に気づく
その大切な瞬間が訪れるはずです。
「痛みや犠牲の救済」活動を
目にしたことで
自分もまた
救済されるべき犠牲者だった
ということに気づく人もいるでしょう。
あるいは反対に、
痛みや犠牲という鎖にとらわれず
自由に情熱的に生きている姿に触れることで
あなたの内に存在していた「違和感」に
気づいていく、ということもあるでしょう。
いずれにせよ、感覚を麻痺させ
「眠っていた」あなたを
目覚めへといざなう「揺り動かし」が
この時期、多くの人に起きるはずです。
そして、その「揺り動かし」によって
あなたは当初の予定とは異なる方向へと
その進路を変えることになります。
そう、「覚醒による進路変更」
それこそがこの時期の必然の流れなのです。
2つの道と、その分岐点
この3ヶ月間には
2つの道が用意されています。
1つは、「痛みと犠牲者」の救済のため
「犠牲者」に手を差し伸べる
「加害者」を避難する道です。
一見正しいように思われますが
「善い」と「悪い」という
二元的な価値観を前提とした道であり
これは、
分断が加速する、終わりのない道です。
「善い」と「悪い」は、どちらも
終わりなくあなたの前に現れ続けます。
そしてあなた自身も「悪い」「間違っている」側に
なってしまう恐れを、常に抱え続けることになります。
あなたは、「善い」と「悪い」の間を
不安定に揺れ動き続けていく
それがこの道の生き方です。
もう1つの道は、「善い」と「悪い」
「被害」と「加害」、「表」と「裏」
その両面を許し、統合していく道です。
ある国での正義が、他の国での悪になる
という例はいくらでも挙げることができます。
誰の中にも「表」と「裏」があります。
誰もが「被害者」にも「加害者」にもなる
可能性を持っています。
人生の大きな幸運の出来事が
やがてくる破滅の呼び水になることもあります。
大きな挫折にしか思えなかった出来事が
人間としての深い成長につながることもあるでしょう。
どこにも、誰の中にも
「善い」と「悪い」が存在しています。
ですが、本来「善い」も「悪い」も
存在しないのです。
光と闇どちらも内包しているのが
わたしたちは人間という存在です。
そして、そんなわたしたちがいるのが
世界そのものなのです。
人間がそのような存在であることも
世界がそのような構造であることも
ただ認め、許すという道もある
そのことを、覚えておいてください。
認め、許す道を選ぶことで
新たな未来の可能性が開かれます。
長い間、「悪い」と思い込み
否定していたその部分にこそ
まったく手つかずの
大きな可能性が眠っていた
ということに
あなたは気づいていくことになるでしょう。
人や出来事が問題なのではなく
それに直面している自分の内側こそが重要です。
「正しさ」に振り回され
「悪」を見つけ批判し続ける生き方か
すべてが在ることを許し
その上で、ただいま望ましい選択をする在り方か
この2つの道への分岐点が用意されているのが
これからの3ヶ月間です。
どちらが「善く」て、どちらが「悪い」
わけではありません。
進化成長には
どちらも必要なプロセスです。
さあ、あなたはどちらを選ぶでしょうか。
最後に
すべては流れの中にあり
すべてがただ必要な体験として在る
そのことを、覚えておいてください。
分断を進める世界と
統合を進める世界と
その双方が同居し、影響しあう
多彩な体験はなんと豊かなことでしょう。
味わい深い3ヶ月間の体験は
あなたを人生を
真の意志の目醒めへといざなう灯し火です。
覚醒の3ヶ月間、その可能性だけが
あなたの目の前にそっと置かれています。
どこかで決められた
「正しさ」や「間違い」に制限されるほど
あなたの可能性は小さくありません。
あなたの可能性を解き放つとき
世界もまた、その豊かさを増すのです。
「善い」も「悪い」もない。
ただ無限の豊かさと可能性が
そこには在るだけなのです。
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