牡牛座月蝕 〜 変革のための闘いか、歓びによる変容か

【牡牛座月蝕】2022.11.8 18:52

本日１１月８日に
世界は牡牛座の満月を迎えます。

そして、
今回の満月は皆既月蝕でもあります。

月蝕は、それからの半年間にわたる
覚醒のための私的なテーマを示し

実際に観測できる場所では
特に強い影響を及ぼすとされていますが

さらに今回の月蝕は、半年間ではなく
来年の１０月までの１年間に渡る

長い影響を示す特別なもの
となっていることが大きな特徴です。

いまこのときも、月蝕を見上げている
日本のわたしたちへと

移りゆく月明かりに乗せて
とても示唆深いメッセージを降り注いでくれている

そう感じられる
ドラマティックで重要な蝕に思えるのです。

これからの１年間は、

「変革のための闘いか、歓びによる変容か」

と言う時期だと言えるでしょう。

これからの１年間は
社会全体にも、そしてわたしたち個人の内にも

旧時代的な社会構造への
強い反発の機運が高まる時期のように感じられます。

変化も希望も見えず
忍耐を強い続ける現代社会の構造と

終わりの見えない日々に
限界を感じた多くの人たちが

それぞれの世界を変革するための活動を
様々な形で始めようとするでしょう。

古い生き方を脱ぎ捨てる時です。

あなたがこれまで属してきた
家族や社会、あるいは精神的な価値観や人間関係

それら、かつてのあなたを助け
支え続けてくれたもの

そして同時に、いまのあなたには
すでにあわなくなってしまったもの

そこから抜け出し、削ぎ落とし
生まれ変わる時だと言えるでしょう。

それは、新時代の世界創造のための
模索がはじまるときであり

希望と可能性にあふれる時間のように
感じられるかもしれませんが

同時に、そこには
いくつもの危険性も内包していることを
忘れないでほしいのです。

変革は、旧時代的なものへの
「反発」をその行動動機として持ちます。

「変革のための反発」

最初はその志を抱いていたはずの活動が

いつの間にか
「反発・反抗」そのものが目的にすり替わっていく

その可能性が大きい時期でもあるのです。

「反発・反抗」が目的となったものは
その活動を急速に過激化していきます。

実際、これからの１年間では

様々な形での過激な「反発・反抗」的活動を
目にするでしょう。

そこで、わたしたちが
そしてあなた自身が

どのような道を選ぶのかが
この１年間に渡る重要な裏テーマだと言えるのです。

変わりゆく世界の中で
あなたはどのような道を選びたいですか？

闘争か、逃走か、創造か

それらに別れていく生き方の中で
あなたはどの道を歩みますか？

ドラスティックな改革へと
大勢の意識が動く時です。

だからこそ、アクセルを踏みすぎ
必要以上の痛みや犠牲が生じる時でもあるのです。

「正義の戦い」という大義名分を持った者こそが
最も多くの犠牲者を生み出してきた

という人類の普遍的な事実を
忘れないでください。

現実を見ようとしない者と
反対に、現実を見つめすぎて囚われる者との間で

軋轢が生じやすい時です。

様々な葛藤が起きるでしょう。
だからこそ、この１年間は

世界の悲劇ばかりに
目を向けすぎないでください。

この１年間で何よりも重要なことは

あなた個人の歓びから
すべてをはじめる、ということ。

「半径３メートルの幸せ」

を満たすこと以上に尊いことはありません。

あなたと、あなたの周囲が
歓びと幸せで満ち溢れ

その満ちた歓びと幸せが
とめどなく溢れ出し

溢れた光の海が世界へと広がり
輝かしい光の波で世界を覆い尽くしていく

そのイメージとともに
日々を歓びで埋め尽くしていきましょう。

何かが足りない、何かが無くなりそうだ

そういった恐れと欠乏感からはじめるのではなく
歓びと充足感からすべてをはじめましょう。

どこかのカリスマの言葉より
あなたの体験にこそ目を向けましょう。

すべての答えは、すべての導きは
他の誰でもない、あなた自身の内にあるのです。

欠乏感から世界を見るよりも
充足感と幸福感からすべてをはじめましょう。

熱狂によって生み出される革命か

充足感から生じる力強い変化か

あなたはどちらを選びますか？

誰かの可能性を信じる前に
あなた自身の可能性を信頼しよう。

すべてはあなたからはじまる。

世界のすべての可能性は
いまこの瞬間の、あなたの手の中に宿っているんだ。

そのことを、無条件で信じてみよう。

そこから、世界の変容ははじまっていくんだ。