無駄な回り道をこそ愛していくんだ

「私は◯◯が出来ている」

「私は◯◯が優れている」

「私は◯◯を持っている」

「私はこんなに愛されている」

そんなアピールは
そろそろもう、見飽きたよね。

派手で目立つ刺激は
たしかに目に留まりやすい。

でも、昼に活動したら
夜には眠るように

刺激だけじゃ、活動だけじゃ
人は生きていけなくて。

刺激が必要なときはある。
とにかく活動しなければいけないときもある。

でも、刺激ばかりの世界は
明らかに自然なものではないよね。

ときには休んだっていい。
ときには地味で、非生産的な時間を過ごしたっていい。

その遠回りに見える道こそが

社会の責任やスケジュールから
外れたように見える道こそが

大いなる自然のリズムそのものだから。

少しでも早く、少しでも効率よく
最短で右肩上がりに拡大し続けようと

終わりなく追い立て続けられる
現代社会に埋もれた意識で生きているのか

それとも、

曲がりくねりながら
不規則で不統一に見えながらも
大きな宇宙の流れに沿った視点で生きるのか

その人生そのものに対する
視点の違いが、そして意識の違いが
あなたが存在する世界を分けていく。

刺激的な添加物ばかり口にしていると
繊細な出汁の味はわからなくなる。

僕は、繊細で優しい
出汁の味がわかるようでありたい。

いまあなたが見ている人は
どっちの人ですか？

そして、いまのあなたは
どっちの人ですか？

僕は、成功者である以前に
ただひとりの人間でありたい。

作り上げられた虚像を演じるより
生身の存在でありたい。

そう思うよ。

ソフトクリーム、美味しかった。